白髪に対するお悩みを持つお客様は本当に増えてきました。
白髪を染めながらでもお洒落に染めたい!
そういったお客様の為に特化したヘアサロンを大阪の豊中市で完全マンツーマンの貸切美容院をしています。
美容師の本田です。
白髪のお悩みはとても多く日々多くのお客様からお問い合わせを頂います。
白髪のお悩みの中での上位ワードは
●白髪を染めながら明るくしたい●白髪を染めながら赤味抹殺したい
●白髪を染めながらお洒落な色味にしたい
などのワードが多いです。
この数年間のキーワードとしては
「白髪を染めながら」
が多くありましたが最近では
【白髪ぼかし】
【白髪活かし】
こういったワードも多く聞くようになりました。
一見同じように感じますが
細かく説明するとちょっと違ったりします。
またその違いも担当する美容師さんの見解によっても違ってきます。
そもそもそのような正式ワードは存在せず、あくまでイメージしやすい言葉として使われている為にお客様と美容師との認識のズレがおこりやすかったりします。
なので今回はあくまで本田的な説明の仕方で
ご来店のお客様に少しでも分かりやすく少しでも理解してもらえたらいいなと思いこの記事を書きます。
白髪に対するヘアカラーの施術方法
先程もお伝えした白髪✖︎ヘアカラーのプロセスは
●白髪を染めながら●白髪をぼかしながら
●白髪を活かしながら
このキーワード3つに対してのご説明をします。
この「染める」「ぼかす」「活かす」
の3つのワードは言葉の通り少し意味合いが違っていて
⬛️染める
これは白髪をしっかりと染めること
⬛️ぼかす
染めるまではいかないけどある程度染めてぼかす
⬛️活かす
白髪を染めることは気にせずに活かし全体をデザインする
白髪を染めることに関しては
染める | 100% |
ぼかす | 50%〜80% |
活かす | 0%〜30% |
といった感じです。
全てに対しては染まった時には白髪が気にならないように仕上がります!!
1番の違いは染めてから1ヶ月くらい経った後になります。
白髪に対してどれくらいしっかり染めておくかということにより1ヶ月後の染めた白髪がどうなったのかが変わります。
●100%白髪をしっかり染めた場合
↓↓↓
これは1ヶ月後も白髪はしっかりと染まったままです。
●50%〜80%くらい白髪を染めてぼかした場合
↓↓↓
この場合は1ヶ月後は白髪に対しての色味は浮いています。染めたてより薄くなります。
●0%〜30%の白髪を活かすヘアカラーの場合
↓↓↓
この場合は1ヶ月後は白髪についていた色味は退色するので白髪が完全に浮きます。そもそも白髪を染めるという感じではない為です。
これにより染まり方や染めれる色味など様々変わってきますので画像を入れながら詳しく解説しますね。
白髪を染めながら外国人風カラー
白髪をしっかりと染めながら外国人風カラーにするプロセスです。
本田の代表的なプロセスになります。
白髪を染めながら外国人風カラーは白髪もしっかりと染めるので基本プロセスはダブルカラーになります。
土台作りと
色味をのせるオンカラー
このプロセスによりさまざまなヘアカラーが可能になります。
外国人風カラーはもちろん
このようなお洒落なデザインカラーももちろん再現できます。
初めてのお客様は今までのヘアカラーの履歴などにより土台のプロセスが必要になるので
1日での再現は難しい場合があります。
白髪を染めながら外国人風カラーなどは基本的には1日再現ではなく積み重ねになります。
白髪は常に伸びてくるのでその部分のアプローチも踏まえながら定期的に染めることでクオリティーを保つことができます。
基本的な染め方は全てこの染め方
ほとんどのお客様はこの
【白髪を染めながら外国人風カラー】
のプロセスをご提案しています。
しっかりと白髪も染めながらお洒落なヘアカラーを楽しめます。
そしてここから
●白髪ぼかし
●白髪活かし
この2つのプロセスの方はどうなるのか?
という事をご説明します。
白髪ぼかし
本田的解釈になりますが
「白髪ぼかし」も「白髪活かし」も
白髪が多い方(白髪率50%以上)
又は
白髪が数%ほどのファーストグレイの
お客様にご提案します。
ファーストグレイ世代の少し白髪が気になる。
といったお客様はそもそも白髪をしっかり染めすぎずにデザインでぼかしてしまうのも非常に効果的になります。
また、白髪が多い方のお客様からのお悩みとして
という問題が出てきます。
染まった部分と白髪で境目がパキッとわかれてしまうより
こちらのように白髪が薄く染まっている場合は白髪との境目がパキッとしすぎずにぼかせることが出来ます。
白髪が多い方は毎回白髪をしっかり染めるというよりはこのぼかしながら染める方法の方が馴染みやすいのです。
白髪を50%〜80%ほど染めます。
がっつり染めるのではなく淡く染める感じで
馴染ませる事で色味をのせて
これくらいで仕上げれます。
白髪率が少ないと黒髪の部分が馴染まないのでこのプロセスはできません。
そういったお客様にオススメです。
そのうちグレーヘアにしたいけどまだそこまでではない、といった方はしっかり白髪染めをし続けると以降しにくくなります。
そのイメージがあるお客様は
白髪ぼかし
のプロセスがオススメです。
白髪活かし
白髪活かしに関してはその名の通り白髪をそのまま活かすプロセスになります。
白髪が染まる染まらないが重要ではなく、
白髪が染まってなくてもお洒落に見えたり、気になりにくくなるか。
ということが重要になります。
ここで大切なのは白髪は染まっていなかったりするので
ということになります。
●白髪率が多くなってきてそのまま白髪を活かしたい方や
●白髪は少ないけど別に染まってなくてもあまり気にならないからお洒落に染めたい
よくハイライトを入れたら白髪が分からなくなるといったことをイメージされてご来店されるお客様がおられますが、ハイライトを入れると立体感や透明感が引き上がるので今ある白髪はわからなくなったり、ぼかすことは可能です。
しかし
伸びてきた白髪はわかる
これは伸びてきた髪の毛の白髪は染まっていないのでどうしても白髪とわかってしまう。
という現象が起きます。
生え際やトップの分け目はどうしてもわかってしまうものです。
なのでハイライトなどを入れたら白髪が分からなくなるわけではなく、
デザインにより分かりにくくすることは可能ですが完全にわからないところまではいかないのです。
話を戻しますが
●白髪活かしプロセス例
Before
完全に白くないので中途半端。
あまり老け込まず乗り切りたいのですが良い方法がないか?
こういったお悩みでした。
白髪は30%から多いところでは50%〜70%くらいはあるものの、後ろのほうは少なかったのです。
がっつり白髪染めをしてしまうと
ゆくゆくはグレイにしたい!というお客様の意向からずれてしまうので
●白髪ボカシ
●白髪活かし
この2パターンでご提案して
●白髪活かし
で染めることにしました。
写真のように全体にハイライトを細かく入れて
髪の毛の立体感を作ります。
そこから白髪は染めるを考えずにそのまま
グレージュでオンカラーしました。
白髪を染めながらの場合は根元の白髪に対して濃いめの薬剤をのせますが白髪活かしの場合はそこを気にせずにオンカラーします。
仕上がりは
透明感グレージュになりました。
そして肝心の根元の白髪は
このようにうまく馴染みます。
ここでポイントは
ただうまく馴染ませれるので
Beforeより断然綺麗になりました。
白髪活かしは白髪をそのまま活かすので
伸びてきた白髪は気になりません。
定期的な色味の補充やハイライトの追加とオンカラーなどで艶感などをキープすればメンテナンスはOKです。
その後にグレイヘアに移行もしやすいです。
まとめ
ざっくりにまとめますと
●白髪を染めながら外国人風カラーここが基本です。
●白髪を染めながら明るくしたい
●白髪を染めながらお洒落にしたい
●白髪を染めながらデザインカラーがしたい
●白髪を染めながらハイライトがしたい
など様々なお悩みはまずはここからです。
そして
●後にグレイヘアに以降したい
●白髪を染めすぎて伸びてきた白髪をパキッとさせたくない
●白髪は気にしないけどお洒落にしたい
このようなお悩みもある方は
⬛️白髪ボカシ
⬛️白髪活かし
このプロセスも加えて施術していきましょう。
白髪に対するお悩みは一度のヘアカラーでは解決しません。
今後の人生を共に過ごしていく白髪なので
どう歩んでいくか。
どういったプロセスで積み重ねていくかがとても大切になります。
カラトリではそういったお客様に対して寄り添い末長くヘアカラーを担当させて頂ければと思いご提案させて頂きます。
よろしくお願いします。