大阪で美容師をしている本田です。
今回のお悩み解決のテーマは・・・
【黒染め】について
この時期になると『黒染め』をされてる方が明るくしたい!!とヘアカラーの需要が増える時期です。
一番の理由は高校卒業
高校時代、夏休みになるとカラーをして学校が始まると”黒染め”をしている方はいませんか?
また、大学生の就活などで”黒染め”をして就活が終わったので明るくしたい!そんな方いませんか?
何かと黒染めをされてる方はいると思います。
そして学生時代も終わりいよいよ社会人になるそこの貴方!!
明るいのが職場でNGなので黒染めしないといけない・・・そんな方いませんか?
何かと”黒染め”というキーワードが飛び交う時期、しっかりとした知識を持ってヘアカラーに臨みましょう。
何も知らないと大変なことになるかもしれませんよ!!
市販の黒染めと美容院の黒染めの違い
一体何が違うのでしょう。
「黒だから一緒でしょ」「美容院に行くと高いから自分でしちゃってもいいよね?」
なんて担当の美容師さんに聞いたら
「今後一生黒で生き続けていくならどうぞ。」「それ以外は絶対にやめたほうがいい!!」
と言われるはずです。←まじです。
次明るくするときに思ったと通りにならないですよ!と。。。
なんでそんなにいけないのかを説明します。
1)明るくしたときに赤味がかなり強く出る
市販の黒染めは、元がどんな色の人でも確実に黒くするように作られています。
いわゆる失敗を防ぐ為です。
そのため、3原色の「青」「赤」「黄色」の色素がたっぷり入っています。
しかし、「青」だけが非常に抜けやすいため、結果として髪はどんどん
赤くなっていくのです。
美容院で染めるなら、「色が抜けたとき、赤みが出にくいようにして下さい」と言えば色々な調合をしてくれるはずです。
2)市販の黒染めはかなり傷む
先程も言った通り市販の黒染めは、元がどんな色の人でも確実に黒くするように作られています。
ですから必然と薬剤のパワーもMAXに設定されてることが多いのです。
髪は黒く染まりますから傷んで見えにくくなりますが実際はかなりのダメージが出る場合があります。
3)次に明るくしたい時に、どうしてもムラになる。
自分で黒染めをするときに、どんな手先が器用な人でも、均一に薬剤を塗るのは至難の業です。
、一見上手く染まってるように見えても、、ムラで染まったりしています。
濃く染まってるところ、薄く染まっているところが混合したまま明るくすると、100%ムラが出来きます。
次回のカラーにかなり悪影響を与えてしまうのです。
黒染めをされてる方が明るくするときの障害
1番の障害は【明るくなりにくい・色が入りにくい】ということです。
黒染めされてる方は色の染料がかなり濃く残っている場合が多いです。
1年前の黒染めが残っている・・・なんてこともあるくらいです。
そして赤味が出やすいということから【外国人風カラーやアッシュにしにくい】ということもかなりの障害になります。
綺麗なアッシュグレーなどのカラーに染める場合に1番大切なことは
【アッシュを入れる前の土台に赤味がないこと】が全てです。
黒染めをされていても一度明るくしたときに赤味が出なければ綺麗なアッシュグレーにすることはもちろん可能です。
ですから市販の黒染めの履歴がある方は赤味が出やすいので注意が必要なのです。
圧倒的に美容院で染めるほうがいい
黒染めがムラで染まっていると美容師が染めてもムラになります。そして毛先がかなり赤くなります。
そもそも明るくならない場合が高いです。
赤くなりすぎると、アッシュにしたい!なんて願望は100%叶いません。
のちに大きな代償を払うことになってしまうとお金も時間も余計に消費してしまいます。
美容院での黒染めはいくつか種類がある
美容院での黒染めに関してはいくつか種類があります。チョイスの仕方はカウンセリングの時に
●どれくらい黒染めを持たせたいのか
●黒染めした時の明るさ(真っ黒なのか自然な黒なのか)
●次回に染めたいカラーの色味・明るさ
などによって色々ご提案させてもらっています。
黒染めする期間が実習などで1週間の方と就活でなどで半年くらいの方では色の濃さを変えます。
色が退色してきたときに赤くなりたくない方は”アッシュ黒染め”なるもので染めます。(長期間は持たせれませんが・・・)
その方1人1人に合わせた調合でベストな黒染めをご提案していますのでご安心ください。
何にせよ担当の美容師さんに相談してHAPPYなカラーライフを。
黒染めするにしても明るくするにしてもまずは担当の美容師さんにしっかり相談しましょう!
貴方の髪の毛を誰よりも理解している美容師さんのアドバイスが1番有効です。
髪の毛が知らないうちにボロボロになった・・・
なんてことは絶対に合ってはならないことですから・・・